ぴあ映画サイトにて『デカローグ』舞台化の裏側に迫る! 小川絵梨子×上村聡史×石川慶インタビュー【前篇】 (取材・文:黒豆直樹さん 撮影:坂本彩美さん)
亀ちゃん演じる「天使」についてもふれています☺️
(以下抜粋)
亀田佳明さんが演じるキャラクターも、全10話で共通して登場してきます。
── TVシリーズでアルテュル・バルシスが演じた役柄ですね。登場人物たちを見守るような存在として職業や立場を変えながら10話中8話に登場します。「天使」という言い方をされたりもする、謎めいた存在ですが……。
上村さん「資料で読んだんですが、たしか原案を考察した際に「何かが足りないね」という話になって、ドラマターグのスタッフの提案で「内容には直接関わらないものの何か気になる人物を入れたら視点が広がるんじゃないか?」とあの登場人物が作られたらしいですね。」
── 舞台ではあの存在をどのように描くのでしょうか?
上村「そこは観てのお楽しみなんですけど、いずれにせよ、メインキャラクターたちがある“選択”を迫られる瞬間やその前後に登場しては消えるというのがポイントです。そこは演じる亀田さんと一緒に作っていこうと思っています。」
── 原作のTVシリーズでは、ほとんどセリフを発することはないですが、舞台版ではしゃべるんでしょうか?
上村「そこは観てのお楽しみです(笑)。」
石川「たしかに映像だとカメラで寄ることもできますけど、舞台でどう存在感を見せるのかというのはすごく楽しみな部分ですね。」
小川「視点を与える──物語と客席をつなげる存在だと思っていて、“見る”という行為がとても重要な役なので、そこはしっかり考えて作っていきたいですね。亀田さんには最初「え? あのアパートの管理人の役?」って聞かれたけど、「違うんだよ!」って(笑)。」
『デカローグ』私も映画を観ていないので最初「管理人?」と思いました。『デカローグ』のWikipediaを読んでアルテュル・バルシス(アルトゥル・パルシチ)が演じたの主人公たちをじっとみつめている男の役「天使」だとわかりました。
📓デカローグ Dekalog
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