テンポがよく面白かったけれど、長過ぎるーーーーー。3時間40分もありました。『ムサシ』だって再演で短くなってすごくメリハリが良くなったように、こちらももう少し短くしたほうが観易いんじゃないかなぁ。もう井上センセはいらっしゃらないし、好きな人は好きなんだろうから、余計なお世話ですね(笑)でも・・せめて一幕を短くしてほしいーーー。
竜也くんはめちゃめちゃ楽しそうです。座長の重圧もない舞台だということもあるのかな(NODA MAPのときも楽しそうだった)すごくラフな感じで、たくさん笑いもとっていました。
作:井上ひさし、演出:栗山民也『幕末から明治にかけての、日本の一大動乱期。江戸の老若男女はあげて歌舞伎に熱狂していた。 それらの狂言を一手に引き受けていたのが、二世河竹新七、すなわちのちの黙阿彌。この劇詩人が、小さなそば屋で知り合った江戸の庶民たちと株仲間を組み、天下のご一新をはさんでくりひろげる大騒動。笑いと感動の物語。』
歴史や、歌舞伎を知っていたら・・黙阿弥の知識があったら、もっと楽しめたんだろうな。
「ご恩送り」
今の時代が詰まっている・・そして今の時代が忘れかけている人情味あふれた作品でした。
竜也くんのために書いた(書き下ろす予定だった)「木の上の軍隊」のポスターが飾られていました。井上センセが病気と闘うために執筆を断念した新作でした。
こまつ座の作品ってたいてい5〜6千円台なのに・・竜也が出ると値を上げるのはぜったいホリプロの魂胆よね(ー”ー)こまつ座ファンの人にはびっくりだっただろう・・。