座・高円寺にて。
「客が来るって、それは本当かい。蜃気楼じゃないのかい」
THE ファンタジーでした。 わちゃわちゃしてました。どの場面もいちいち面白かったし、癒された〜。今回は癒しキャラが多かった気がします（笑）なので舞台となる砂漠の町の「さばく駅」の空気もゆ〜っくり流れていきました。
開演前からボチボチなんかやっているので早めの着席をオススメします。
今日は最前列だったのでレールが見えなかったのは残念ですが、今回もすごいセットが組まれていました。プラットホームまであるんですからね。衣装も可愛かったです。みなさん、よく似合っていました。
サラリーマンだった徳尾さんが悩んでいたころの08年に行った「西洋のレイルボーイズ」というタイトルの再演だそうです。会社員時代つらかったときの気持ち、大切にされていないと感じていた気持ち、どうしたら楽しく生きられるんだろうって「忘れられた場所」忘れられる＝寂しい世界が書きたかったそうです。
Story『さばく駅。とある国にある小さなこの駅には、もう何年も列車が止まっていません。それでものんびり屋の駅員たちは、喫茶や図書館、マッサージにクリーニングなどなど、独自のサービスを展開しながら、穏やかな日々を過ごしていました。ところがある日、セントラルステーションから監査人がやってきます。あきらかに過剰な人員配置や、無断営業の数々など、突っ込まれだしたらキリがありません。追い込まれた駅員たちは、かねてから駅長の唱えていた「トータルステーション構想」に一縷の望みを託すのですが…』http://www.tokuo-gumi.com/sweet.html
とくに癒しキャラだったのはこのおふたり。
客演レギュラーの本折智史さんが演じた「しんごうさん」可愛かったーーー。お名前から最強を取ったんですね（笑）よかったです。やっぱ変だもの（笑）
と、客演の伊藤直人さんが演じた「てっちゃん」かな。鉄道マニアだから「てっちゃん（鉄ちゃん）」なんだと観ながら気づきました。遅い？途中ちょっと豹変しますが・・ちょっぴりむっちりしたいいとこのおぼっちゃんって感じでした。
今日は終演後に”新しい劇作家シリーズ”第一回のトークイベントがありました。イキウメ前川知大さんが爽やかにサクサクと司会進行。大御所のマキノノゾミさんがゲストにいらっしたからか徳尾さんが超緊張してたのがちょっとおもしろい。「バカバカしくて愉快だったね」「癒される」って・・褒めてました。そして徳尾さん「出なきゃだめだったの？」「ストーリーあるの？」って言われてた。^_^
（徳尾さんが出るのはファンのお楽しみでもありますよね〜）
もうひとりのゲストは、先週金曜日に同じ座・高円寺１で観た てがみ座『空のハモニカ』の長田育恵さんがお若くて、とても普通で可愛らしい方で嬉しかったです。「てっちゃんとかのお家がある外の町はどんなんだろう」その明るい世界とつながっているその場所に興味をもったようです。そう言われると・・不思議な場所だよね。
マキノさん、タイトルは言わなかったけれど『非常の人〜』すごく楽しかったみたいです。女優さんいないと楽しいなって問題発言も。また劇団やりたいな・・５人くらいでっておっしゃっていました（笑）
汽笛が鳴り、サクッとお開きとなりました。「質問とかは＿＿＿いいですよね」って〆る前川さんがクールでした。
