（←この柄の手ぬぐい欲しいな。）シアターイーストにて。今日は芸劇の休館日だったのですが、シアターイーストだけ開けてくれていたようです。
今日マチ子さんの直筆原画展。
「感動」とかじゃない何かで心がいっぱいになる。おもしろかった。 生きよう。走れ、走りぬこう。思い切り。
『世界的な「記憶」である戦争の悲惨さや善悪ではなく、その時代に生きた少女たちの日常を丁寧に掬いだし、歴史的な「事実」から紡ぎだされたそれぞれの新しい「物語」を少女たちの目線で描き出しています』
リフレインがくどくないなと思ったのは私がこの手法に慣れたから？（「記憶」をテーマにしながらシーンをリフレインさせる手法）
cocoon ＝ 繭
砲弾でまっぷたつに裂かれた友だち。死んでしまったその子がどんな子だったか思い出そうとしている自分がいた。さっきまで生きていた友だちを過去にしてしまった。すぐに記憶の中にいってしまった友だち。これからも誰かが死んだらすぐに記憶にしてしまうんだろう。 私もいつか死ぬ。待っていなくてはいけないのか？ 生きなくちゃ。生きなくちゃ。
うーじ ＝ さとうきび
目を開けると今日もまた朝が訪れてしまった。
うーじを食べている双子のともだちに「なにおまえらだけで食べているんだよ、ばーか。と思った」
死んでしまった目を開けない友人たちとの会話。夢と現実の間。
今日もまた生きてしまった。明日かもしれない。もう悲しくもない。死ぬことが当たり前になってしまったことをもう終わらせたい。でもぜったい生き残る。恋だってできる。戦争だったから。サンの泣きながらの独白にぐっときた。でも・・
戦争だったから。 戦艦がひしめく海。 音楽もなくなっちゃうってほんとうですか？
↑これって『塩ふる世界。』で感じた。女子高生に感じた思いと同じ。母親が１週間前に亡くなったにしてはクールだった。若さはたくましいということなのか・・
劇前半の女の子たちの話し方は、当時のものではない無邪気さがある。そんな違和感も。（衣裳に違和感はなかった）
繭の中で守られていた夏。
正面にスクリーンがあるのにサイドに席があった。サイドシートの方々は映像とかスクリーンの奥で展開されていることを見ることができたのかな？枠を使った演出も正面じゃないとわからないだろうな。とちょっと心配になる。（当日券で入った方々のほうが階段に座布団だけど正面、というものなんかねぇ・・）
なぜ最後に１回だけ2013年に？ ちょっと唐突な気がしました。
女の子たちの会話もだけど、きっと藤田貴大くんの仕掛けが隠されているんだろう。
もう１回観るのでその後で書こうか・・・ もう眠いのです。
（↑このへんの疑問、２回目に解決しました）
d.hatena.ne.jp
原作：今日マチ子「cocoon」(秋田書店) 作・演出：藤田貴大 音楽：原田郁子 ←歌とピアノやギターは生演奏？と思うくらい音がマッチしてた。歌詞はほとんど聞き取れなかったけれども。
今日マチ子さんの原作漫画『cocoon』を購入。まだパラパラしか見ていないけれど、今日観た舞台どころではない壮絶さ。
（その前を読んでいないけれど）最終ページ「生きていくことにした」という一言に、カーテンコールの青柳いづみちゃんが見えた。
舞台の『cocoon』では、原作漫画に描かれていない、ひとりひとりの少女たちのことが描かれていているので、セットで見るといいと思う。http://juicyfruit.exblog.jp
それにより、今日マチ子さんが書いていらした『わたしが本当に描きたかったのは、歴史の悲劇のなかで、封印されてしまった少女の気持ちでした。いまの女子高生とおなじように、恋をしたり、くだらない話をしたり、嫉妬したり、イライラしたり、しょうもない子だったはずなのに、教科書のなかにとじこめられてしまった」彼女たちが生きていました。 http://www.1101.com/cocoon/2013-07-19.html
マユ（繭）を演じたのは菊池明明さん。「至くんの奥さん・さくら」の記憶があるので、高校生というより先生なイメージ・・
あの子を演じたのはだれ？と知りたいので、キャスト表をパンフレットに印刷してほしかったな。どこかに載っているのかな？マームとジプシーで前にも同じこと思ったんだけど、載せないことに意図があるのかな？
サトコがとてもよかったので知りたいと思ったのです。もしかして本名？吉田聡子ちゃんがサトコなのかな・・。
つぎは16日。
