KAAT神奈川芸術劇場へ。
大ホール。5列目で、それが最前列で・・舞台高くて見づらいなーーと思っていたら、開演直前に「空いている席に移っていい」とアナウンスがあり、中央通路より後ろに移りました。そうしたら観やすかった!
作:エルフリーデ・イェリネク(オーストリア国籍のノーベル文学賞作家) 翻訳:林立騎(白水社刊) 演出:三浦基 音楽監督:三輪眞弘
出演: 安部聡子 石田大 小河原康二 窪田史恵 河野早紀 小林洋平 と合唱隊のみなさん。
http://chiten.org/next/archives/11
『「第一バイオリン(A)」と「第二バイオリン(B)」の対話からなる戯曲『光のない。』。しかしながら、彼らが生きているのか死んでいるのか、彼らが津波にのみこまれたのか、閉鎖された原子力発電所の内部に取り残されたのか、戯曲にはなにも具体的なことは記されていない。この舞台において共有されているのは、東日本大震災があり、それにつづく原発事故があったということ。「わたし/わたしたち」は誰なのかということを問い続け、言葉の断片的なイメージをつなぐことで舞台は進行する。』
上がって落ちる。
セリフのリズムがラップみたいでした。初演から気になっていたので今回観ることができてよかったです。
「死者の声」を聞いた。そこにいないのを理由に薄れかけるころにこういう演劇を観ることが、私には必要なんだね。繰り返されるセリフが音楽とともに私に沁み込んだ。理由もなく。
photo: Hisaki Matsumoto
帰りにトイレで徳永さんに遭遇。席も近く「お久しぶりです」とご挨拶されたので、小指の思い出を観てきました。と口から出かかりましたが言えず。徳永さん推していたから(いい感想が言えそうになくて 笑)。帰りにとんがり帽子の前川さんもお見かけしたけれど、観ていたのかな?