『蜷川幸雄がロンドン席巻 集大成のハムレット、海辺のカフカ 「息のんだ」絶賛』
『「病気でロンドンに行けず、痛恨の極みです」ロンドンを代表するシアターの一つ、バービカン劇場で21日、初日を終えた後に行われたレセプションに蜷川の姿はなかった。代わりに録画したビデオ映像でこう語り、わびた。』
『2週目に上演された「海辺のカフカ」はシェークスピア以上に注目を集めた。前売り券は完売。英各紙はすべて四つ星の高い評価だった。「息をのんだ」。そう書いたテレグラフ紙は「ハルキ・ムラカミ原作の舞台作品は、これから避けては通れない」と強調した。物語は、15歳の少年カフカと、猫と話せる不思議な老人のナカタらの旅が同時進行し、時間軸のねじれで現実と幻想の世界がめまぐるしく交錯する。森やバス、本棚、公衆トイレ、自動販売機などが入った透明な巨大ボックスが舞台を自在に動き、現実と幻想の交錯する舞台を演出した。』
『蜷川はロンドン公演に向けた「演出家ノート」で、「この年でおのれと戦いながら自問を続けるのはつらい。しかし、そのときが来るまで全身全霊で演出家として創作にはげみたい」と結んだ。言語と文化の壁を乗り越えて世界に発信し続ける「ニナガワ」は闘い続ける』
ロンドン公演、英国有力紙ガーディアンの劇評「Kafka on the Shore review – Murakami’s novel becomes a sensuous spectacle 4 / 5 stars」 http://www.theguardian.com/stage/2015/may/29/kafka-on-the-shore-review-haruki-murakami-barbican
「三匹のおっさん」が町内の悪を成敗する痛快ドラマで、3人組のリーダー格、キヨ(北大路欣也)の孫、祐希を演じている大野拓朗くん。蜷川さん演出のオールメール・シリーズ『ヴェニスの商人』でシャイロックの娘ジェシカ役でした(背が高いからずっと膝を曲げていると言っていた、努力してた男の子) http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150607-00000512-san-ent