ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

『アドルフに告ぐ』3回目★★★★★ 

 数日前に新潟の友人から来たLINEがきっかけで、急遽1回増やしちゃったアドルフ。日曜に観て、千秋楽前にもう1回観たいな〜と思っていたところだったので・・・格安チケット入手。少しだけ早退しちゃいました。
  今日は14列。遅いので取り急ぎ帰りの電車でのtweetを載せておくことに。
 
『新潟の友人たちと『アドルフに告ぐ』観劇。2回目に観たときよりも苦しくて悲しくて、初日同様また席を立てなかった。
最後パレスチナでカミルと対決する場面。カウフマンが自ら銃槍を外し、彼の戦争を終わらせたかった(正義をふりかざした国どうしの戦争の連鎖を終わらせたいかのような)のに、アドルフ・カウフマンの子マリアが武装して登場するラストに愕然としてしまうのです。
人殺しが正義だと教えられる子どもたちがいる国が今も世界にあることをニュース(Twitterでもたまに写真を見る)で知っているから、心が痛いのだと思う。
疲れた。けれど、観てよかった。日曜までです。』
 
アドルフに告ぐ』は私たちの物語です。世界には戦争をしている国があり、死が国土を覆い尽くしている現実。そして憲法の意味を考えるときがきている今の日本。国の「正義」、宗教や民族の「正義」、正義のために人を人と思わなくなっていた「アドルフ」、ナチスに洗脳されていったカウフマンが、信じた「正義」の愚かさに気づいたときにはもう友人も家族も全て失っていました。なんて悲しい話なのでしょう。
「今はいつ、ここはどこ、生きている、死んでいる」マリア(小此木麻理)の歌が心に刺さる。どこに行けばいいのか、逃げる場所がない。そこにいる誰にもわからない。占領下の国にいる人々を思う。この舞台の何千倍もの苦しみがある国(たくさんの死体・血の匂いに覆われた)を想像して。この一喝された気持ちが一時だけのものにならないように。演出の栗山民也さんからのメッセージ受け取りました。

この公演、明日マチソワと日曜の千秋楽で終わりですが、ぜひ観に行ってほしいです。
 
 
阪 清和さんの「SEVEN HEARTS」が更新されました。
アドルフに告ぐhttp://blog.livedoor.jp/andyhouse777/archives/66183365.html
KAAT アフタートークレポート(1) http://www.adolfnitsugu.com/special.html
KAAT アフタートークレポート(2) http://www.adolfnitsugu.com/special_b.html
アフタートークの司会進行は阪 清和さんだったようです。
 
 明日ゆっくりじっくり読みます。
 
 あ、ロンドンのお土産ありがとう。