あうるすぽっとにて木ノ下歌舞伎『桜姫東文章』観劇。Ｄ列下手。
とても良い東京公演千秋楽でした。楽しくて大好き。上演期間が短いよね〜もっと観たかった〜。
木ノ下歌舞伎『桜姫東文章』２回目★★★★★
この舞台は劇中劇なんだけど、劇を観ながら大向こうを叫ぶ、そう、芝居を観ているその人たちも私たち観客と同じように真ん中に出る「あらすじ」を眺めている。劇中劇を見る観客を見る「入れ子構造」のシェイクスピアみたいな木ノ下歌舞伎。そう、蜷川さん演出でたくさん観てきた「さぁ、これからしばいしますよ」なあれです。
今日はサウンドデザイン&ダブ演奏の荒木優光さんが体調不良で不在というレアな回になった東京楽。荒木さんの生音（サウンドデザインという言葉がぴったり）じゃなかった分、音が大きいなって思うところもあったけれど（急遽決まったことだろうそれに対応できるカンパニー力凄いです）、演奏ブースが公開休憩スペースになっていて（幕間もお菓子食べながらお客様が戻るのを待っていてくれた😊）それも楽しかったです。赤ちゃんの泣き声は石倉来輝さんと板橋優里さんが担当してた！
そういえば、長浦役の武谷さんの歩き方がスニーカーなのに草履を履いているみたいで凄いなって、見るとその足元のスニーカーも赤い鼻緒に見えるデザインだったなぁ。
青玄・権助・（伝六）役の成河くんが素晴らしいのは言うまでもなく、めちゃめちゃ楽しそうだし生き生きしてるし見栄を切るときのキレの良さったらもう…。権助（ロサンゼルス・レイカーズのファン？またはあのスタジャンはバッタもん？）と桜姫・石橋静河ちゃんとのダンスのようなニコイチな見せ場の色っぽさよ…。
ラストに一回だけの大向こう「ハレルヤ！（晴れる屋？）」がいいよね。←ハレルヤという言葉はヘブライ語に由来し「ほめたたえよ」と言う意味なんだって。
少しずつ追記するかも。
終わってからメゾン・カイザーへ。
成河くん、東京公演お疲れさまでした〜。「毎日岡田さんが観てくれて、その都度、演技のこと、えんげきのこと、作品のことについて、全員で意見を交わせる時間があってとても貴重で、贅沢。商業規模の大きなカンパニーではまず叶わない、こういう時間が、やっぱり僕はないとえんげきの甲斐がない。
ゴールの分からない、誰も歩いたことのない道を、ただ歩いてみるという行為の積み重ね。目的なんか持たずに、歩くという行為の積み重ね。現代演劇を作る上で、とてもまっとうで、実は基本的な態度。怖いけどとても楽しい、そんなことが叶う素晴らしい座組で、豊かな才能と努力と人間性の詰まった、このトンデモナイ座組で、また、未知なる旅へと出かけます。」
武谷さんのTweet 「屋号は他にサイゼリア等の候補もありました。」
木ノ下歌舞伎『桜姫東文章』東京公演無事に千穐楽を迎えました。
— 武谷公雄 (@taketani_kimio) 2023年2月13日
ありがとうございました。
屋号は他にサイゼリア等の候補もありました。 pic.twitter.com/mWwUMcZ7Us
武谷さん、大向こうは祖師ヶ谷か豆腐屋かで迷って豆腐屋にしたようです！どちらも最高😆
https://www.instagram.com/p/CofCwJNPH4G/?igshid=YmMyMTA2M2Y=
中村七之助さん主演のコクーン歌舞伎『切られの与三』（補綴で木ノ下裕一さん）に武谷さんも出演していました〜。magnoliarida.hatenablog.com
