ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

木ノ下歌舞伎「桜姫東文章」対談

歌会のことはあとにして

木ノ下裕一×岡田利規×成河×石橋静河が模索する“時代の変遷とモラルの意味”木ノ下歌舞伎「桜姫東文章」 / キャストがつづる稽古の軌跡 - ステージナタリー 特集・インタビュー 

natalie.mu

この対談、すごく読み応えあった〜!最高!
首がもぎれそうになるくらい頷いたわ😊 一部ご紹介。ほんの一部・・

木ノ下「成河さんとは実は以前から知り合いで、ずっと一緒にお仕事したいと思っていました。また、清玄と釣鐘権助一人二役で演じることを前提に描かれている作品なので、もちろん二役でやらない選択肢もありますけど、二役やっていただくという目線で考えたときに、清廉潔白な清玄と荒くれ者の釣鐘権助の振り幅を両方演じることができる俳優さんといえば、もうそれは成河さんだろうと。非常にアクティブで身体能力も高く、パワーがある方としても定評がありますが、それだけじゃなくて細やかさとか神経質さ……ある意味ネチネチしたところも感じさせてくれる方で。

成河「岡田さんは……言ってしまうと僕、ただのファンで(笑)。古くから、と言っても「ポスト*労苦の終わり」(2005年)からくらいですけど、観続けています。」

岡田「わ、けっこう前からですね!」

成河「空間の作り方や観客との関係の取り方が今まで観たことがない!と思い、ハマりまして、そこからことあるごとに観続けていたんですけど、自分にはない材料で作られているというか、岡田さんの作品の中で自分を生かせるイメージが湧かなかったんです。でも結果的にこのくらいの年齢になって、岡田さんとこういう出会い方ができたのはすごく良かったなと感じています。縁をつなげてくださった木ノ下さんに感謝しています。

木ノ下「そうですね。岡田さんがおっしゃってくださった言葉の距離みたいなことは確かにあります。歌舞伎の「桜姫」を観ているとなんだかロマンティックな気分になったりして、それはそれで良いんだけど、でも「はて?」と思うところもあるわけですよね。以前、「子午線の祀り」を観に行ったとき、終演後に「やっぱり日本の古い言葉は良いですねえ」と言っているお客さんを見かけたんです。もちろん、素晴らしい舞台だったし、平家物語の言葉の良さは、僕もわかる。でもはたと、これって900年前の戦争の話なんだけどね、私たち観客はそのことをちゃんと受け止められたかな、と。なので演出のキモになるのは、古典を現代に引き寄せることで生じた問題も描けるかどうかじゃないかと思います。」

──桜姫については、先ほど木ノ下さんから「作品の方向性を決める役」とお話がありました。石橋さんはご自身のお役についてどんなふうに捉えていますか?

石橋「この人が考えていることは全然わからないなってずっと思っているんですけど、でもそれが一番重要なことではないんじゃないかなとも思っていて。玉三郎さんが演じた桜姫は、すごく愛おしい人に見えたんです。「この人は何もわかっていなかったけど、最後に悟ったというか、自分が大変なことをしてしまったと気付いたんじゃないかな」と。その無自覚さはヒントになると思いました。ただ今は、飛行機のプラモデルを1つずつ解体していったら人間ができちゃった!というような気持ちで稽古しています(笑)。脳みそが熱を出すみたいな感じがして、これまでやってきた映画や舞台とは全然違うなと。普段は役が隣にいて、なるべく寄り添うような感覚があるんですけど、桜姫は隣にいる感じがしない(笑)。でもそれも成河さんが言ったように、桜姫1人を見つめてどうこうすると言うより、みんなで一緒にこの作品をどうするか話し合いながら作っていることが、結果的に役作りになるんだろうと思うので、桜姫の気持ちがわからないということにあまりパニックになってはいないです。

木ノ下「不安と楽しさ、ですね。今回の作品は、いろいろな意味でこれまでの木ノ下歌舞伎の文脈とは違う作品になるだろうと思いますし、そのリスクは覚悟しつつ、でもチャレンジのつもりで岡田さんにお願いしました。だから今僕が思っていることは、岡田さんや俳優さんをこの作品に連れてきた責任と、でも歌舞伎のカラーを壊したいという気持ちとの塩梅が難しいなと。また岡田さんの作品を楽しみにしているお客さんと、木ノ下歌舞伎のお客さん、どちらにも納得していただけるようにするのは僕の責任なので、そこは苦しいです。……というわけで、現段階の稽古ではまだ、僕はあまり口を挟んでないんですけど、ここからが私の出番かなと。岡田さんに「もうちょっとここは(表現を)開きませんか」とか「ここはわかりづらいんじゃないでしょうか」と、ケンカしに行くと思いますので……(笑)。

 

お写真も全部ステキ!立ち読みしたananと同じ日の取材かな〜。
石橋静河ちゃんの桜姫カラーのお衣裳も素敵。

 

フィクションにおけるリアルとは?〜木ノ下歌舞伎×岡田利規が生み出す新たな『桜姫東文章』(記事:高橋彩子さん)

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私が観たことある桜姫は贋作…阿佐ヶ谷スパイダース『桜姫 燃焦旋律隊殺於焼跡』★★★★★ 

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私の初チェルフィッチュ歴は2011年の『ゾウガメのソニックライフ』。岡田さんの演出にとっても戸惑った思い出…。  

岡田さん2本目は、あうるすぽっとプロデュース『家電のように解り合えない』★★★☆ 

そして、チェルフィッチュ『三月の5日間』★★★  あまり気に入ってない私。  

なのに中毒性がある… チェルフィッチュ『現在地』★★★★ 

とても良かったチェルフィッチュ『女優の魂』★★★★★  

好きになってしまったチェルフィッチュ

再演の『女優の魂』はゴールデン街劇場で★★★★ 佐々木幸子さん、どうされているのかなぁ。

好きでDVDも買った『地面と床』★★★★ 

チェルフィッチュ『スーパープレミアムソフトWバニラリッチ』★★★★  

KAATキッズ・プログラム2015『わかったさんの クッキー』★★★★ 

チェルフィッチュ『部屋に流れる時間の旅』★★★★★  

『部屋に流れる時間の旅』2回目★★★★★ 

新演出のチェルフィッチュ『三月の5日間』リクリエーション★★★★ 

そして『未練の幽霊と怪物』の上演の幽霊  配信★★★★★ 

『未練の幽霊と怪物―「挫波」「敦賀」―』初日★★★★★ 

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