ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

舞台『海辺のカフカ』再演/埼玉公演初日★★★★ 





初日・・・でもいつもの初日と少し違うのが協賛が久光製薬だから?あ、海辺のカフカじゃない舞台の協賛もしているか・・。いつも以上にカラスのようなスーツ姿のおじさま、おにいさまが多かったです。毎日放送のカメラも入っていました。今日は蜷川さんにお会い出来ず・・演出助手も俊太郎くんじゃないので少し寂しいさい芸・・。

 
深い森と、光と、最後の雨がとても綺麗でとても好き。丁寧に本のページをめくっていくようなアクリルのケースを用いた美術、それを動かすスタッフワークは相変わらず美しく、そこに春樹の世界がありました。
 
初演より少し短縮されているのかな?カットされている場面がいくつか・・そして増えている場面も。一幕の演出はほぼ同じですが、カフカくんと大島さんのエピソードがなくなっていた? 二幕はけっこう変わっていました。かなり練り込まれ、海外(ロンドン、ニューヨーク)にもっていくことを考慮した演出になっているのだと感じました。
2階席で観たのですが、ふたつの物語が次第にシンクロしていく様子が、ページをめくるように動かされる美術からよくわかります。照明も凝っていたなぁ・・1階席のときは気づきませんでした。
 
あの、佐伯さんとカフカくんの・・私の好きな場面の演出が変わっていたことにびっくり。初演のときに書きましたが「現実と夢の境目がなくなるようにひとつになっていくシーン」がとても好きだったんだけどなぁ。最高に美しくて興奮しましたから。そこがリアルに生々しくなっていました。あそこは残念。同意してくださる方いると思うのよーーーー。
あ、初演のときになかったアレが降りました。本のなかで印象的なアレです。
2012年5月『海辺のカフカ』千秋楽  http://d.hatena.ne.jp/Magnoliarida/20120520/1337518268
 
どうしても比べちゃうと・・
宮沢りえちゃんの凛とした佐伯さんの存在感。田中裕子さんのねっとりした色気と別の佐伯さんです。女神のよう。
藤木直人さんの大島さんは意外にもよかった。というのは長谷川博己くんの大島さんがピッタリだったから・・ピロキくんの大島さんより所作が自然になっていたのはよかった。鉛筆回しはまだまだね(笑)
新しいカフカ少年に抜擢された新人・古畑新之くん、がんばっていました。小さくて華奢な少年はこれから世界で一番タフな15歳になっていくことでしょう。
木場克己さんのナカタさんは健在。あの体操・・笑。星野さん(高橋努)とのロードストーリーに優しい時間が流れています。大好きです、木場さん。
柿澤勇人くんのカラス、いいよぉーーーー。いつも少年に寄り添っています(姿がないときも)。初演も今回も私はカラスがいちばん好き。
土井睦月子ちゃんのミミ(ねこ)も最高です。気品があり、賢くてかつセクシーなミミ。
さいたまネクスト・シアターの周本絵梨香ちゃんがとてもいいです。先生役の周本さんの存在感すごいわ。1944年アメリ国防省のロバート(松田慎也くんもいいよ〜)にお椀山で起きた児童集団失神事件の証言するシーンがよかった。
先生が語ったナカタサトル少年に思いを馳せることになります。ねこと話ができるようになったナカタくん・・・
 
    あとは明日以降に追記します。(たぶん)
 藤木さんって香港や台湾でも人気があるのね。海外からも大勢ファンの方がみえていました。お花もいっぱい♪(写真撮ってくださいって頼まれました)
 木場さんに萩尾望都さんから!